【2020】車の故障箇所ランキング/壊れやすい部品は?【故障原因】

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故障

この記事では車の壊れやすい箇所、原因について統計データを紹介していきます。

メーカー・モデル別の故障率ランキングは以下の記事を参照ください。

【2021】車メーカー・モデル別の故障率ランキング/故障の少ないクルマは?【統計】

バイクに関しては以下の記事から

バイクメーカー毎の故障率/壊れやすい部品ランキング


紹介するのは国土交通省が実施している実態調査で、日本自動車連盟(JAF)協力のもと、故障発生状況を調査しています。

  • 調査対象→2019年9月から11月に発生した路上故障
  • 一般道路、高速道路別に集計
  • 装置、故障部位別に件数、割合を調査

上記の条件にて調査が実施されています。
国土交通省実施の統計データですので、データの信頼性は高いと言えるでしょう。
車のメンテナンスで気をつける箇所、これから中古車などを購入する際、どこに気をつければいいかなど、参考になればと思います。

装置別、故障発生件数ランキング

一般道路

順位装置名件数割合
1電気装置24,50439.8%
2走行装置22,16236.0%
3エンジン本体5,5609.0%
4動力伝達装置2,9384.8%
5冷却装置2,7334.4%
6燃料装置1,2892.1%
7電子制御装置8461.4%
8潤滑装置7501.2%
9制御装置4760.8%
10かじ取り装置3110.5%
総計61,569100.0%

高速道路

順位装置名件数割合
1走行装置5,45459.8%
2エンジン本体1,13112.4%
3電気装置7878.6%
4冷却装置5516.0%
5動力伝達装置4414.8%
6潤滑装置4154.6%
7燃料装置1882.1%
8電子制御装置981.1%
9制御装置330.4%
10かじ取り装置200.2%
総計9,118100.0%

全体

順位装置名件数割合
1走行装置27,61639.1%
2電気装置25,29135.8%
3エンジン本体6,6919.5%
4動力伝達装置3,3794.8%
5冷却装置3,2844.6%
6燃料装置1,4772.1%
7潤滑装置1,1651.6%
8電子制御装置9441.3%
9制御装置5090.7%
10かじ取り装置3310.5%
総計70,687100.0%

比較

故障部位別、発生件数の割合

一般道路

順位故障部位発生割合主な故障状況
1タイヤ35.6%
  • パンク、バースト
  • 空気圧不足
2バッテリー27.8%
  • 過放電
  • 破損、劣化
  • 端子部接続不良
  • 液不足
3オルタネータ5.9%
  • ブラシ不良
  • レギュレータ不良
  • ダイオード不良
  • コイル断線
4冷却水2.3%
  • 不足、水漏れ 
  • 汚れ 
  • 凍結
5クラッチ1.5%
  • すべり
  • オイル漏れ 
  • ワイヤ(リンク)不良 
  • 切れ不良
6トランスミッション(A/T)1.5%
  • ギヤ操作不能 
  • オイル漏れ・不足 
  • 異音
7潤滑油1.2%
  • オイル不良 
  • オイルパンからの漏れ
8スタータ1.1%
  • リレー不良
  • 端子部接続不良 
  • かみ合い不良 
  • イグニッションスイッチ不良
9ファンベルト0.9%
10ラジエータファン0.7%
その他21.3%

高速道路

順位故障部位発生割合主な故障状況
1タイヤ59.3%
  • パンク、バースト
  • 空気圧不足
2潤滑油4.6%
  • オイル不良 
  • オイルパンからの漏れ
3冷却水3.8%
  • 不足、水漏れ 
  • 汚れ 
  • 凍結
4オルタネータ3.6%
  • ブラシ不良
  • レギュレータ不良
  • ダイオード不良
  • コイル断線
5クラッチ1.6%
  • すべり
  • オイル漏れ 
  • ワイヤ(リンク)不良 
  • 切れ不良
6トランスミッション(A/T)1.5%
  • ギヤ操作不能 
  • オイル漏れ・不足 
  • 異音
7バッテリー1.4%
  • 過放電
  • 破損、劣化
  • 端子部接続不良
  • 液不足
8ファンベルト0.9%
9ラジエータファン0.7%
10クリップ・ハブ・ベアリング0.5%
  • ゆるみ 
  • 異音 
  • 焼き付き
その他22.0%

おわりに

故障部位別のランキングを見ていきましたが、一般道路での状況を見ると、走行装置と電気装置だけで75.8%の割合を占めます。故障部位としては、タイヤ、バッテリーが多いですね。
また、高速道路では走行装置だけで59.8%、故障部位で見るとタイヤが59.3%となっています。
全体を通してタイヤ、バッテリーのメンテナンスがいかに重要か分かるデータですね。
私は中古車を購入する際、なるべく消耗品は交換してもらっていますが、特にタイヤとバッテリーは新品にしたいところですね。タイヤは走行距離が短くても、ゴムの経年劣化が発生します。またバッテリーですが、使用状況によっても寿命が左右されますし、バッテリーが弱くなったことに気づかず、突然エンジンが掛からなくなる可能性があるので、注意が必要ですね。

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