イタリア製のクルマ・バイクを複数台乗ってきた経験から、故障に関して解説しています。 よく、イタリアのクルマ・バイクはすぐ壊れるといったことを聞くと思います。 そもそも輸入車の場合、メーカー・モデルにもよりますが、メンテナンス体制や部品取り寄せの面からも、維持するのが大変なことは多いかと思います。 しかし、昔と比べると製品自体の信頼性、メンテナンス体制の改善なども進んではいます。
今回はイタリアンバイク・ドゥカティについて、実際に購入・所有した経験から故障しやすいのか、といった内容で記事にしたいと思います。 私はどちらかというと最近のモデル、スーパーバイク848EVOを購入し乗っていました。 848が販売開始されたのは2008年からなので、多少前とはなりますがそれでも比較的、近年のバイクと定義できるでしょう。
結論
ドゥカティ848は一度も故障しなかった。
私は848EVOを新車で購入し、メンテナンスも全てディーラーにて実施していました。 特に気になる異常はなく、一度も故障はなかったです。 また、新車保証もあったので、万が一の際の費用面で不安はありませんでした。 当然、新車や程度のよいディーラー中古車であれば本体価格は上がりますが、安心料としては安いと感じています。 メンテナンスが行き届いていない車両を、いつ壊れるか分からないまま乗っているのは不安だと思います。 また、自分でバイク整備できるのであれば問題ないかと思いますが、本格的な整備までは中々難しいでしょう。
統計データに基づいた考察
コンシューマーレポートのデータ
個人の経験からでは、実際にどれくらい壊れやすいのかといった情報は確実ではありません。2015年と少し前ですが、コンシューマーレポートがバイクメーカーごとの故障率データを出しています。 ドゥカティは10位中8位と、あまりよくない結果のようですね。やはり一般的には壊れやすいメーカーだということです。 ちなみに上位3は全て日本メーカーで、順番にヤマハ、スズキ、ホンダとなっています。 やはり国産バイクの信頼性は非常に高いですね。そのほか輸入バイクでは、ハーレーが6位、BMWが9位です。
輸入バイクは維持費が高い?
輸入バイクですが、維持費・メンテナンス費用が高いと言われていると思います。 まず、輸入バイク、特にハイパフォーマンスモデルは車両価格が高めです。車両価格が高ければ部品も高価になるので、当然なことかと思います。 また、パーツの推奨交換時期が早いといったこともあります。消耗が早く、交換頻度が多くなれば費用もかかってくるところです。 ディーラーでの点検・工賃なども国産バイクと比較して高価なことが多いです。輸入バイクの維持費が高いというのは、正しいと言えますね。
ドゥカティはオススメのバイク
壊れやすいという意見を聞きながらもデザイン性・パフォーマンスなどの魅力は大いにあり、乗りたくなってしまうのがイタリアンバイク・ドゥカティかと思います。 趣味で乗るものであれば、故障して乗れない期間があろうが、割り切ってしまうのもいいかもしれません。 問題となる修理・メンテナンス費用ですが、上で記載したようになるべく新車・もしくはディーラー保証付きの車体を選びたいところです。 古いモデルに関してはそもそもディーラーで販売していないことが多いので、購入は一般的な中古車店になりますが、 メーカー・モデルを専門にしたショップの方がおススメです。 故障に備えた費用をあらかじめ用意しておくのもいいかと思います。
まとめ
ドゥカティですが、最近のモデルであっても、新車もしくはディーラー保証付きの購入をおススメします。 また古いモデルであれば、ドゥカティ専門店の方が、ノウハウもあるのでいいでしょう。 私がこれまでに購入したイタリア製のクルマ・バイクですが、中古で購入したのは全てディーラー販売の車両でした。 やはり、納車前のメンテナンスもしっかりしており、故障が起きたことはありませんでした。 新車よりも保証期間は短いですが、万が一の際に安心ですね。 新車で購入したクルマもありましたが、こちらはエンジン関係で故障が起きたことがあります。修理に時間はかかりましたが 新車保証があったので、当然かかった費用は0円です。 よほど状態を目利きできる、自分でメンテナンスできるという訳でなければ、ディーラーでの購入をおススメします。
一台購入してしまえば輸入車の世界が見えてくるかもしれません。思い切って購入してもいいかも?