【2023】オメガ オーバーホール費用・頻度について解説【年数】

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オメガ

この記事ではオメガのオーバーホール費用や、推奨されるオーバーホール年数(頻度)について解説しています。保証期間や並行差別についても紹介しています。

オメガでは特にプラネットオーシャンが気になっており購入検討しているのですが、保証やメンテナンス体制がどうなっているのか調べてみました。

オメガの保証内容、保証期間

2018年7月1日以降に新しく購入したオメガの時計には5年の国際保証が付きます。それ以前はクォーツおよび非コーアクシャルで2年間、コーアクシャルで3年間、マスターコーアクシャルおよびマスタークロノメーターで4年間となっていました。

現在では全てのモデルで5年間の保証となっています。ちなみにロレックスも同じく5年の国際保証です。

保証内容ですが、購入時点ですでに存在していた材質上及び製造上の欠陥を対象としています。通常使用での摩耗や老朽化であったり、落としてしまったことが原因の故障などは保証されません。これは一般的な他の時計メーカーでも同様の保証内容です。

5年保証 | OMEGA JP®

何年でオーバーホールすればいい?

推奨されるメンテナンス期間は5〜8年ごと

オメガでは1年に一度の防水性の検査と、5〜8年に一度のコンプリートメンテナンスを推奨しています。他ブランドの時計だとオーバーホール推奨期間は3年とか5年とかだったりするので、オメガの時計は比較的メンテナンス期間が長いです。

機械式時計は長期間メンテナンスをしないと部品の摩耗などが発生し、ムーブメントが劣化してしまいます。精度が大きく狂っていない場合でも推奨期間通りにオーバーホールに出すのがいいかと思います。

クォーツモデルの場合ですが、現行のオメガのクォーツムーブメントのいくつかにはバッテリー消耗インジケーターが採用されており、バッテリーの寿命が近づくと秒針が4秒単位でジャンプして知らせてくれるようになっています。バッテリーを交換しないまま放置すると液漏れを起こすこともあるため、早めの交換が推奨されます。

なお、オメガに採用される「コーアクシャルムーブメント」は脱進機の摩擦軽減、そして注油をほとんど必要としない機構によりメンテナンス期間が通常よりも長く、8年~10年が目安と言われることもあるようです。とはいえ上記のようにオメガは5〜8年を推奨していますが、従来のムーブメントよりも期間が長くなっているのは確かであり、オメガのコーアクシャル搭載モデルはメンテナンス性に優れたムーブメントと言えます。

オメガ・ウォッチ: サービス&修理価格 | OMEGA JP®
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オメガ製品のお手入れ | OMEGA JP®

オーバーホール費用・メンテナンス内容

オメガではムーブメントのオーバーホールや摩耗した部品の交換を実施する「コンプリートメンテナンスサービス」と、オーバーホールを必要としない部分的なメンテナンスサービスである「パーシャルメンテナンスサービス」が用意されています。

コンプリートメンテナンスサービス

コンプリートメンテナンスサービスのステップ
1.ケ⁠ースの分解
2.ムーブメント‍の‍洗‍浄
3.摩耗した部品‍の‍交‍換(シリアルナンバーのないムーブメントは、場合に応じて最新のムーブメントにアップグレード)
4.ムーブメントの組み立て ・注油
5.ムーブメントの調整と機能の検査
6.ケースとブレスレットの洗浄と研磨
7.ケースの組み立てと防水機能の回復
8.最終検品

コンプリートメンテナンスサービスでは上記のステップで時計の機能と美観を回復します。ムーブメントのオーバーホール、ケースやブレスレットの洗浄と研磨、そして防水機能の回復が実施されます。

修理料金は以下の通りとなっています。機械式のステンレスモデルなどで105,600円から、クロノグラフでは135,300円からとなっており、まあまあの値段ですね。またクォーツモデルは74,800円からと結構なお値段です。

価格は全て税込です。

キャリバータイプムーブメント貴金属以外の素材
スティール・チタン
セラミック
貴金属素材
シルバー・ゴールド
プラチナ・パラジウム
上記素材を含むコンビネーション
クロノグラフ以外
メカニカル105,600円119,900円
クオーツ74,800円89,100円
クロノグラフ
メカニカル135,300円163,900円
クオーツ90,200円118,800円
特殊キャリバー
メカニカル
149,600円~
クオーツ
修復メカニカル448,800円~

パーシャルメンテナンスサービス(ベーシックパーシャルサービス)

「パーシャルメンテナンスサービス」はオーバーホールを必要としない部分的なメンテナンスサービスです。バッテリー交換または機械式時計の精度調整、防水パーツ(パッキン、リューズ、プッシャーなど)の交換、防水性のチェックなどが実施されます。

また、文字板・針の交換だったり、ケースの修理などは「パーシャルサービス」として別途見積もりとなっています。

キャリバータイプムーブメント貴金属以外の素材
スティール・チタン
セラミック
貴金属素材
シルバー・ゴールド
プラチナ・パラジウム
上記素材を含むコンビネーション
クロノグラフ以外
メカニカル
30,140円
44,440円
クオーツ
クロノグラフ
メカニカル
37,400円
44,440円
クオーツ
文字板 / 針の交換・文字板 / 針の交換
+ ベーシックパーシャルサービス
見積り
+ カテゴリー準拠価格
文字板 / 針の修復・文字板/針の修復(本国メーカーにて作業)
+ ベーシックパーシャルサービス
139,700円
+ カテゴリー準拠価格
ケース修理・ケース修理
(+ 修理にベゼル/裏蓋、その他パーツの交換が必要な場合)
+ ベーシックパーシャルサービス
5,500円〜
(+ 見積り)
+ カテゴリー準拠価格
ケースの仕上げ
(スティール/スティール+ゴールド)
・オリジナル仕様への仕上げ
+ ベーシックパーシャルサービス
10,560円
+ カテゴリー準拠価格
ケース交換・ケース本体見積り
オメガ(OMEGA) 正規 時計修理 | THE SWATCH GROUP (JAPAN) KK

メンテナンスの保証期間

有償で実施したメンテナンスサ⁠ービスには 24ヶ月間の保証が付きます。保証対象ですが、コンプリートメンテナンスサービスの場合は精度不良、そしてパーシャルメンテナンスサービスの場合は作業箇所です。

並行差別はある?

時計ブランドによっては正規店で購入した時計と、並行輸入で購入した時計とでメンテナンス費用に差をつける場合があります。ただしオメガではこういった「並行差別」は行なっていません。

オーバーホールは正規と一般の時計修理店どっちがいい?

私だったらオメガのオーバーホールは正規で実施しようかなと思います。一般の時計修理店であれば半額程度でオーバーホール実施できる場合もありますが、やはりオメガ正規の方が信頼性の面や保証期間においても安心できるからです。

オメガ正規でオーバーホールを実施する場合、機械式で105,600円からと高価ではありますが、2年間の保証が付いてくるのが利点です。また、オメガの現行モデルは推奨メンテナンス期間は5〜8年ごととなっており、他ブランドの時計と比べメンテナンス頻度が少なく済むのが特徴です。

信頼のおける一般の時計修理店を知ってるとかでなければ、オメガの正規サービスに出した方が安心だと私は思います。

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