MVアグスタのSSモデル「F3 800」ですが、ロッソ(ROSSO)グレードが新登場しました。
イタリア語で赤を意味する「ロッソ」ですが、MVアグスタのエントリーモデルといった位置付けです。
レッド一色のカラーリング、ブラックフィニッシュ仕上げ、ホイールのフライス加工を省略するなどで価格を抑えたモデルです。基本装備はベースグレードと同じで、クイックシフターも搭載されるなど走りに妥協のないモデルとなっています。
「ロッソ」はこれまでブルターレ、ドラッグスター、ツーリズモヴェローチェに設定されており、F3に設定されるのは今回が初めてです。
スペック
F3ロッソはユーロ5対応のエンジンへとアップグレードされています。
ブルターレやスーパーヴェローチェなどは既に2021年モデルが登場していますが、F3に関しては今回「ロッソ」のみが発表されており、従来の通常グレード「F3 800」は発表されていません。
エンジン:並列3気筒
排気量:798cc
最高出力:108kW(147HP) @13,000rpm
最大トルク:88Nm(8.98kgm) @10,100rpm
乾燥重量:173kg
最高速度:240km/h
カラー:AGO RED
最高出力に関して
ブルターレ、ドラッグスターのロッソは通常グレードと比べ最高出力が30HPほど引き下げられています。
しかしF3に関してはロッソでも最高出力は147HPと、F3 800と同等の出力となっています。(2020年モデルのF3 800と比べると正確には1HP下がっていますが、ユーロ5対応によるものと思います。)
価格・日本導入に関して
日本導入・価格が発表されました。
価格:2,398,000円(税込)
発売予定日:2021年8月
価格は16,400ユーロ(約219万円)です。
日本へは導入するかと思いますが、現時点ではアナウンス前です。
ロッソについて
ロッソシリーズはエントリーグレードとされていますが、ベースグレードと比べても装備類に妥協がなく、カラーリングが好みであればかなりオススメのグレードです。
そしてF3ロッソの場合、最高出力も同等の為スペック的にも問題なしですね。
価格が同じであっても、むしろ好んで選びたいと思える一台です。
これまでMVアグスタはブルターレや、ツーリズモヴェローチェなどSS以外のモデルを購入検討として考えていましたが、F3ロッソの登場で一気にF3が気になってきました。
シンプルなレッドがF3のデザインをより引き立てて美しいと思います。