この記事では8世代目新型ゴルフRのマニュアル・トランスミッション仕様について最新情報を含め詳しく解説しています。また、今後発売される8.5世代目・9世代目ゴルフRについても海外情報など紹介しています。
・【2023年最新/8世代目】現在の日本国内での新型ゴルフR・MTモデルの販売状況
・【2024年モデル】ゴルフGTIにはMT仕様がラインナップ、ただし北米モデル
・【8.5世代目】2024年新型モデルについての最新情報 /MT仕様は廃止の予定
・【9世代目】次期型ゴルフRについて ガソリンモデルまでも廃止?
新型ゴルフR・MTモデルの日本国内の状況、そして今後の8.5世代目・9世代目ゴルフRのMTモデル販売について解説しています。
【2023年最新/8世代目】現在の日本国内での新型ゴルフR・MTモデルの販売状況
2023年現在販売されているゴルフRはMk8(8世代目)モデルです。
・海外ではゴルフRにマニュアル・トランスミッション仕様が設定されている
・国内では通常モデル、20周年記念モデルがラインナップされるがどちらもMT仕様はなし
Mk8(8世代目)ゴルフRにマニュアル・トランスミッション仕様は存在するのですが、日本国内へは導入されていません。
2023年7月19日にはRパフォーマンス部門設立20周年を記念したモデル「Golf R 20 Years」が導入されましたが、こちらは海外でもMT仕様は存在せず、7速DSG仕様のみの販売となっています。(20イヤーズ・エディションは最高出力333PSでゴルフ史上最もパワフルなモデル)
8世代目ゴルフR スペック
最高出力:235kW(320PS)
最大トルク:420Nm
トランスミッション:7速DSG(本国などでは6速MTあり)
駆動方式:4WD
0-100km/h加速:4.7秒
また、ワゴンタイプの「ゴルフR ヴァリアント」も日本導入されています。「ゴルフR ヴァリアント」は本国などでもMT設定無しです。
【2023年】8世代目ゴルフR 価格
ゴルフR ヴァリアント:6,905,000円(税込)
日本導入時の価格は税込でゴルフRが6,398,000円、ゴルフR ヴァリアントが6,525,000円だったので結構値上がりしてますね。
ゴルフGTIにMT最終モデルとなるスペシャルエディション「2024 フォルクスワーゲン ゴルフGTI 380」が登場(8世代目)
北米にて2023年8月30日、ゴルフのスポーツモデル「GTI」に最後のマニュアル・トランスミッション搭載となる特別仕様車「ゴルフGTI 380」が登場しました。
北米では2024年(8世代目)にてMTモデルは廃止予定と公式発表されており、最終を記念した「ゴルフGTI 380」が販売されます。ゴルフRではなくGTIですが、もしかしたらこのモデルが日本にも導入される可能性もあり得ます。さらにいうと、ゴルフRについてもMT最終モデルが登場するのではないかということです。
ここまでをまとめると
・日本国内・現行の8世代目ゴルフRにはMTモデルは設定されていない
・北米で発表されたMT最終モデル「ゴルフGTI 380」がもしかしたら日本導入されるかもしれない
・ゴルフRにもMT最終モデルが設定される可能性があるかもしれない
現状では望みは薄いですが、MT最終モデルが日本でも登場するのを期待するしかありませんね。
【8.5世代目】2024年新型モデルについての最新情報 /MT仕様は廃止予定
・2024年にゴルフは8世代目から8.5世代目にマイナーチェンジ(フェイスリフト)を予定している
・北米では8世代目「ゴルフGTI 380」が最後のマニュアル・トランスミッションモデルであり、8.5世代目ではMT廃止とアナウンスされている
「ゴルフGTI 380」発表のVWプレスリリースにて、8世代目「ゴルフGTI 380」が最後のMT設定だとアナウンスがされています。北米以外については未だ公式にアナウンスされていませんが、世界的に見てもMTは廃止されると思われます。GTIだけでなく8世代目ゴルフ全体についても同様と考えられ、ゴルフRも8世代目でMT廃止と考えます。(ゴルフRのMT最終記念モデルを期待したい)
【9世代目】次期型ゴルフRについて ガソリンモデルまでも廃止?
8.5世代目の後継となる9世代目ゴルフについてです。(次世代モデルになるのでMk9・9世代目と呼ばれるかは不明)
フォルクスワーゲン トーマス・シェーファーCEO(最高経営責任者)は、次世代ゴルフは電気自動車になる旨を述べています。次期型・9世代目ゴルフでは、ガソリンモデルまでもが廃止され、電気自動車モデルへ移行される見込みなのです。現状ではMTモデルがどうなるのかといった話ですが、ガソリンエンジンモデル自体までもが無くなってしまうということです。
おわりに
恐らくゴルフは8世代目モデルを最後に、MT仕様が世界から無くなってしまうようです。ゴルフGTIやRのMT最終記念モデル日本導入を期待・・といった状況です。
何かの間違いで、電気自動車からガソリンエンジン回帰などがあれば、ゴルフR MT復活なんてこともあったり・・
環境規制・電気自動車普及の流れとなっていますがユーザーが本当に欲しいもの、そしてメーカーが本当に作りたいものは何なのか、何かしらの形で面白いクルマが出てきたらいいですね。
いま、MT買うなら中古ゴルフR 7世代目?
現状、新車でMT仕様のゴルフR入手が難しい状況なので、7世代目のゴルフRにしちゃうのもいいかと思います。
・日本で2013年から販売された7世代目ゴルフGTI・RにはMT仕様が正規導入されている
・中古なのでお値段もほどほど(GTIで200万円台、Rが300万円前後〜)
・最高出力は280PS(7.5世代目で310PS)と、8世代目の320PSと比べても遜色ないレベル
・ただし、中古販売されている個体はあまり多くない
8世代目ゴルフに比べ、先代モデルの方が魅力的という声も多くあるようで、ゴルフ7のMTモデルを手にいれるというのも一つの手かと思います。(ゴルフ8のデザイン面でのマイナス意見やコストダウンが目立つといった評価が多い)
VWのDSGは非常に優れたトランスミッションだとは思いますが、各メーカーMTを一切販売しなくなる流れを考えると、MTモデルに魅力を感じます。特にホットハッチをMTでドライブ、楽しいですね。
今のうちに過去の名作を購入し、一生大事にするのがいいと思います。