この記事ではポルシェが運営するブランド体験施設「ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京」について施設情報やプログラム、価格、利用規約などを紹介しています。
ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京とは
PORSCHE EXPERIENCE CENTER TOKYO
ポルシェが世界で運営するスポーツドライビングおよびブランド体験施設「エクスペリエンスセンター」です。
世界で9番目、日本では初めての開設となっており、所在地は千葉県木更津市です。
ポルシェのスポーツカーを実際に運転できる「ドライビングレクチャープログラム」や国内外のサーキットを体験できる「シミュレーターラボ」、カフェ「The 956 Cafe」やレストラン「Restaurant 906」、ミーティングルームなどポルシェブランドを体験できる施設です。
所在・施設情報
名称:ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京
オープン日:2021年10月1日(金)
住所:木更津市伊豆島字中ノ台1148-1
敷地面積:43ha
事業区域:13ha
トラック:全長2.1km
ウェブサイトURL:https://porsche-experiencecenter-tokyo.jp/
ドライビングプログラム予約URL:https://porsche-experiencecenter-tokyo.jp/login
プログラムの予約は7月29日より開始しています。
オン ザ トラック
ドライビング プログラム
ドライビング プログラムでは、実際にポルシェのスポーツカーを運転することができ、全長2.1kmのロードコースを体験できます。このロードコースはニュルブルクリンク北コースの“カルーセル”や、ラグナ・セカの“コークスクリュー”が再現されておりコースの特徴を活かしたドライビングが体験できます。プログラムは90分間でパーソナルドライビングコーチによる1対1の指導です。
2ドアモデルでは718、911、電気自動車のタイカン、オフロードではカイエン、マカンなど、ポルシェのラインナップから車両を選択することができます。
また、45分間で車両を乗り比べできるプログラムも用意されています。
コースセクション
2.1kmの周回距離を持つハンドリングトラック、キックプレート、ローフリクションハンドリングなどで構成されています。
ハンドリングトラック
ドイツ・ニュルブルクリンクのカルーセル、アメリカ・ラグナ・セカのコークスクリューなどの有名コーナーを再現したエリアがあり、地形を活かした立体構造トラックになっています。
各セクション
・ローフリクション ハンドリングトラック
ポリッシュ仕上げされたコンクリート表面を持つ周回コースでは、低速域でオーバーステアとアンダーステアを誘発させて、車両のコントロール方法をトレーニングすることができます。
・オフロードエリア
自然な丘の地形を活かした、最大約40度にもの急な斜面を持つタフなオフロードコース。ドライバーはPECで最も過酷なオフロードエリアでカイエンとマカンのパフォーマンスを体験することができます。
・ダイナミックエリア
舗装された広大なオープンエリアで、スラローム、フルブレーキ、ローンチコントロールなど、ドライな路面特性を利用した特別なプログラムを体験することができます。
・キックプレート
埋設された油圧プレートを車両のリアアクスルが通過する瞬間に、センサーがプレートをランダムに左右に動かし、強制的に車をスピン状態にします。散水システムで滑りやすくなったコンクリート路面上で車両姿勢をコントロールするトレーニングを行います。
・ドリフトサークル
スプリンクラーシステムによって散水された、低摩擦コンクリートの円周コース。アンダーステアドライビングを安全に体験することができます。また、ダイナミックなポルシェのオーバーステア特性を活かして、ドリフト状態をキープすることも可能です。
プログラム一覧
プログラムは90分間となっています。
車両・価格一覧表です。
モデル | 価格 | 最高出力 | 0-100km加速 |
718 Boxster GTS 4.0 | 55,000円 | 400PS | 4.5秒 |
718 Cayman T | 49,500円 | 300PS | 4.9秒 |
718 Cayman GT4 | 83,600円 | 420PS | 4.4秒 |
911 Carrera | 60,500円 | 385PS | 4.2秒 |
911 Carrera S | 77,000円 | 450PS | 3.7秒 |
911 Carrera 4 | 60,500円 | 385PS | 4.2秒 |
911 Turbo | 104,500円 | 580PS | 2.8秒 |
Cayenne | 49,500円 | 340PS | 6.2秒 |
Cayenne Coupé | 49,500円 | 340PS | 6秒 |
Cayenne GTS | 60,500円 | 460PS | 4.8秒 |
Macan | 44,000円 | 245PS | 6.7秒 |
Macan S | 49,500円 | 354PS | 5.3秒 |
Panamera GTS | 55,000円 | 480PS | 3.9秒 |
Taycan 4S | 51,700円 | 530PS | 4秒 |
Taycan Turbo | 60,500円 | 680PS | 3.2秒 |
Mid vs. Rear ・718 Boxster GTS 4.0 ・911 Carrera | 77,000円 | 400PS 385PS | 4.5秒 4.2秒 |
後輪駆動 vs. 4輪駆動 ・911 Carrera S ・911 Carrera 4 | 77,000円 | 450PS 385PS | 3.7秒 4.2秒 |
私は6気筒・オープンカーの718 Boxster GTS 4.0が気になります。
最もハイパフォーマンスなモデルは911 Turboで、0- 100km/h加速は2.8秒です。
Mid vs. Rearや後輪駆動 vs. 4輪駆動といった乗り比べも楽しそうですね。
利用条件
ドライビングプログラムの参加者は21歳以上であり、現在有効な運転免許証を保持している必要があります。
トランスミッションは?
プログラムで用意される車両ですが、PDK・ティプトロニックのみでマニュアルトランスミッションはないです。
デモンストレーションラップ
ポルシェドライビングコーチによるデモラップ体験も用意されています。
助手席からエキサイティングな体験ができるとのことで、運転免許証不要、空きがあれば当日受付ですぐに体験することができます。
※当日フロントデスクにて11:00までの受付
オフ ザ トラック
シミュレーターラボ、ラウンジ、レストラン、オフィシャルアイテムショップなどポルシェブランドを体験できる施設が備わっています。また、プライベートだけでなくビジネス用としてミーティングルームも用意されています。
シミュレーターラボ
シミュレーターラボではプロのレーシングドライバーも使用する本格的なシミュレーターを使用して、国内外のサーキットを体験できます。
車両ですが、歴代のル・マン優勝車から現行モデルまでを選択することができます。
料金・利用条件
料金は30分/4,500円です。
年齢を問わず一定の身長があればシミュレーターを体験できるとのことです。
車両一覧
モデル |
911 Carrera /Turbo S |
911 R |
918 Spyder |
Cayman GT4 |
718 Boxster/Cayman S |
Cayenne/Macan Turbo S |
911 GT3 RS |
919 Hyrbid 2015/16 |
911 GT3 Cup |
911 GT1-1998 |
917/30 Can Am-1973 |
91135 Moby Dick-1978 |
962c long/short tail-1985 |
718 Spyder RS-1960 |
911 RSR 3.0-1974 |
917K-1969 |
908 LH-1968 |
サーキット一覧
サーキット |
ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京 |
ニュルブルクリンク 北コース |
ラグナ・セカ |
デイトナ |
ルマン24時間サーキット (サルテサーキット) |
ロード・アメリカ |
スパ |
モナコ |
レッドブル・リンク |
セブリング |
モンツァ |
ニュルブルク・グランプリ |
ロードアトランタ |
バージニア・インターナショナル・レースウェイ |
バースハースト |
シルバーストーン |
インテルラゴス |
バルセロナ |
食事
エクスペリエンスセンター東京ではPEC Tokyoのコースを一望できる レストラン「Restaurant 906」、ポルシェを目の前に見ながら楽しめる「The 956 Café」といった施設があります。
Restaurant 906
Restaurant 906はランチ・ディナーで利用することができ、バーもあるようです。
1967年に富士スピードウェイで行われた日本グランプリで優勝した伝説のレーシングカー ポルシェ906がモチーフとされており、地元・木更津の新鮮な食材を使用した料理を楽しむことができます。
ランチ・ディナー共に6,500円からコースが用意されています。以下のリンクからメニューなどの情報を確認できます。
The 956 Café
The 956 Caféでは限定シーズナルドリンク、ペストリー、サンドイッチ、サラダ、スナックなどを楽しむことができます。
その他利用条件など
利用規約・よくある質問から気になるものをピックアップしました。
利用条件
ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京のドライビングプログラムの参加者は21歳以上であり、現在有効な運転免許証を保持している必要があります。
お客様は、ドライビングプログラムご参加日当日、チェックイン時に運転免許証のご提示及び当社所定の署名済み登録フォームのご提出が必要となります。(シミュレータープログラムを除く)
車両損害賠償責任
ドライビングプログラムにおいてお客様がポルシェ車両を運転している最中にポルシェ車両、またはポルシェ・エクスペリエンスセンター東京の施設に損害を与えた場合、原則として、当該損害の賠償を請求いたします(ただし、事故1件につき100万円をその上限とします)。
上記の損害賠償責任について、オプションである安心パック(5,000円)を購入された場合には、上限額が事故1件につき20万円まで軽減されます。なお、お客様が安心パックの適用を受けるには、各ドライビングプログラムへのご参加前にご購入いただく必要があります。
万が一のことを考え、安心パックは加入した方がいいですね。
ポルシェオーナーやポルシェクラブのメンバーでないと利用できないのですか?
ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京はどなたでもご利用頂けます。
入場される方は来場者記録にご記入いただき、ビジターパスの着用をお願いしております。
16歳未満の方がご同伴される場合には、常時保護者による付添が必要です。
ポルシェオーナーではなくても気軽に利用できますね。
入場には予約が必要ですか?
入場のみの場合は予約不要でご利用いただけます。
ドライビングプログラムやシミュレータープログラムへのご参加は事前予約が必要となります。
入場自体は予約不要ですが、プログラムへ参加する場合は事前予約が必要です。
悪天候の場合、ドライビングプログラムは中止になりますか?
すべてのドライビングプログラムは、雨天決行です。 悪天候の場合であっても、通常のキャンセルポリシーが適用されます。
悪天候により、お申込みいただいたドライビングプログラムの一部メニューに支障が生じた場合、当該メニューを天候の影響が少ないモジュールに差し替えたうえでドライビングプログラムを決行することがありますので、予めご了承ください。
初回はドライコンディションで体験したいところです。
ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京はサーキットとは違いますか?
ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京はサーキットではございません。
ポルシェのスポーツカーを運転するスリルを体験するために、日常的な運転状況やより厳しい環境をシミュレートするように設計された7種類のドライビングモジュールで構成されたドライバーデベロップメントコースです。
経験豊富なポルシェドライビングコーチのマンツーマンによるインストラクションで、ドライビングスキルの向上を目指します。
ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京の営業時間を教えてください
フロントデスク:
3月-9月 8:30-18:00
10月-2月 7:30-17:00オフィシャルアイテムショップ:
3月-9月 8:30-18:30
10月-2月 7:30-17:30レストラン:
11:00-20:00(LO:19:00)
営業時間は変更となる場合がございます。予めご了承ください。
その他利用規約・よくある質問は以下のリンクから確認ができます。
利用規約
よくある質問