この記事では、アバルト124スパイダーが故障するのか、またどこが故障するのかといったことを、主に購入検討中の方へ書いています。
結論
しっかり故障した
イタリア車の期待を裏切らず、しっかりと故障してくれました。故障箇所は「エンジン」です。
まず、アバルト124スパイダーですが、2016年に販売され、2020年には生産終了となりました。マツダNDロードスターのプラットフォームをベースとして、エンジンなどパワートレインはフィアット製です。
なので、壊れるならエンジン関連だろうなとは初めから思っていました。
故障した経緯と修理
購入当初は絶好調でした。
しかし、購入してから数ヶ月経過し、信号待ちをしていると、アイドリングの音がおかしいことに気づきました。そしてアクセルを踏んでもパワーが半減したかのような具合に。
1気筒死んでしまった感じですね。アメ車のようなエキゾーストサウンドに変化して、それはそれで良かったですが。。ドロドロとしたアイドリングで、アクセル踏むとアフターファイア出まくりな感じです。
少し走るとすぐにその症状は治り、なんでもないように走ります。
そういった症状が2回ほどあったので、ディーラーに相談をしました。後日ディーラーに行くことがあったので診てもらいましたが、特に不具合は発見できず。メカニックにテスト走行してもらいましたが、滅多に起きる症状ではないので様子見で終わってしまいました。
その後しばらく乗っているとまた同じトラブルが発生。これまでは走り出して少しすれば治っていたのですが、今回はずっとおかしいままでした。
どうにか自宅までは戻れましたが、ディーラーに電話したら引き取りに行くと言われ、お願いしました。レッカーですね。
しばらくして、修理完了の連絡が来ました。
エンジンの不調ではありましたが、あくまでコンピュータ側のトラブルだったようです。
ECU?をアップデートし、症状は治ったと報告があり、ディーラーまで引き取りに行きました。
治ったと思ったら
ディーラーでクルマを引き取り、走り出しました。しかし、走って10分くらいすると全く同じ症状が再発しました。
しょうがないのでディーラーへ引き返し、また預けることに。。
その後、1ヶ月近く預けることになりましたね。
結局は、再度コンピューターのリセットやアップデートなどを実施、メカニックがテスト走行などをして、完全に復活しました。
当時、販売されてすぐのクルマで、他に同じ症状の個体がなかったことから修理に時間がかかってしまったのだと思います。
エンジンを下ろして修理とか、そういったことがなかったのが救いですね。
新車の保証があるので、修理費用は当然かかりませんでした。
他の不具合は一切なかった
コンピュータのトラブルはありましたが、それ以外の不具合は一切ありませんでした。
私としては、124スパイダーはロードスターをベースにしているだけあって、壊れにくいモデルだと思っています。エンジンに関しても、最近のフィアットやアルファロメオは以前と比べて故障は少ないと思います。
アルファロメオのミトを中古で購入したこともありますが、こちらはエンジン含めて一切不具合はありませんでした。
124スパイダーに関しては、ちょっと運が悪かったなとしか思っていません。
しかし、保証がなければちょっと怖かったですね。特に輸入車は保証付の車両をオススメします。124スパイダーはまだ程度の良い個体が多いと思いますが、それでも保証付きの中古車をオススメします。
124スパイダーはめっちゃオススメなクルマ
ここまで、故障について記載しましたが、上述の通り、致命的なトラブルではありませんでした。
124スパイダーですが、オススメな理由はいくつもあります。
- エキゾーストサウンドが最高
- やっぱりFR+MT+オープンは楽しい
- 小排気量で経済的
- デザイン抜群
まずレコモンのサウンドは最高ですね。
4気筒エンジンとは思えないほどのサウンドを奏でます。そして、FRでオープンカーでMTを選べるというのが非常に嬉しいポイントです。
最近ではMT車が少なくなってきているのでこういう選択肢はいいですね。
そして、1,400ccと小型エンジンなので経済的です。
また、なんといってもデザインですね。さすがのイタリアンデザインです。めっちゃ目立ちます。
おわりに
私の場合は不具合があったにしても、非常に満足できるクルマでした。故障も多くは聞かないのでしっかりメンテナンスしていれば大丈夫だと思います。
できれば、程度の良い認定中古車、もしくは保証付きの車両を選びましょう。