映画「トロンレガシー」(原題:Tron:legacy)
に登場するバイクについて紹介します。
映画「トロンレガシー」とは
2010年に公開されたSF映画です。1982年に公開された「トロン」の続編となっています。物語には触れませんが、主人公のサムが黒いバイクに乗っているシーンが複数あり、印象的ですね。
主人公が乗る黒いバイクは?
ドゥカティのスポーツ1000(Ducati Sport1000)という車種です。
ドゥカティはイタリアのバイクメーカーで、ほかにもマトリックスや、最近だとヴェノムなどの映画にも登場していますね。
主人公が会話の中で「ドゥカティ」と口にする場面もあり、この映画ではいろいろとバイクがポイントになっています。
ドゥカティ スポーツ1000とは
ドゥカティには「スポーツクラシック」(SportClassic)というスポーツバイクのシリーズがあり、そのシリーズの1車種が「スポーツ1000」です。2005年からラインナップされており、このシリーズの車種はいずれも新車販売を終了しています。
スポーツクラシックの名前の通り、スポーツバイクの性能を満たしながらも、クラシックな外観を持つシリーズです。
スポーツ1000という1人乗り仕様(Monoposto)と、スポーツ1000ビポストという2人乗り仕様(Biposto)が存在しています。映画のモデルはビポストです。2人乗りしているシーンもありますね。
スポーツ1000ビポストのスペック
全長:2180mm
全幅:710mm
全高:1030mm
シート高:825mm
乾燥重量:187kg
エンジン:空冷4ストロークL型2気筒
最高出力:83PS(61kW)
前傾姿勢で、なかなか乗りづらいバイクだと思います。しかしそのデザイン、サウンドは別格ですね。他に代わるバイクがないモデルだと思います。
そのほか、ハーフカウルを装着したスポーツ1000Sなどがシリーズにラインナップされていました。
ドゥカティ スポーツ1000の動画
映画のシーン
走行動画
エキゾーストサウンド
いいサウンドしていますね。
これより年式が新しいドゥカティに乗っていましたが、やはりこの時代のサウンドは別格です。
トロンのスポーツ1000はカスタムされている?
リアビューに注目するとカスタム箇所が見えてきます。トロンで登場するスポーツ1000は
テールライトとウインカーが通常と違っています。
トロン仕様ではテールライトとウインカーが一体になっているLEDシステムが、シートに沿うように設置されています。オリジナルかと思うほど自然なルックスです。
上で紹介したサウンド動画のスポーツ1000も同じようなカスタムが施されていますね。
パーツ販売はある?
このLEDテールですが、海外ではちょっとした定番?なカスタムのようです。
以下のリンクですが、トロンレガシー仕様のLEDテールライトを製作しているショップです。
装着例もたくさんあり、結構人気のようですね。価格と購入は電話かメールで、と記載があるので個人輸入もできそうですね。
こちらがその動画
ウィンカーもしっかり作動しています。
ちなみに映画内ではスポーツ1000のフロントウインカーは取り外されていました。
実際のところ、それでは公道を走れないのでフロントも合わせてLEDにしたいところですね。
スポーツ1000の中古車
上記で説明したように、スポーツ1000の1人乗りモデルとビポストの2人乗りモデルが存在します。映画にも登場するビポストは国内正規輸入がなかったらしく、中古市場を見ても出回ることはほぼないです。
記事を書いている時点ですが、以下のリンクでは3件の車両が販売されています。いずれも1人乗りモデルです。
スポーツ1000は在庫が非常に少ないですね。
その代わり、どの車両も状態は良さそうでした。
価格ですが、大体150万円前後でしょうか。高めの相場を保っている状況ですね。
主人公の部屋
最後に映画の主人公であるサムが暮らす部屋の紹介です。
バイクをそのまま乗り入れできるガレージハウスですね。
ソファの後ろ側にドゥカティが停められています。非常に雰囲気いいですね。