MVアグスタが販売するネイキッドスタイルのバイク「ブルターレ」と「ドラッグスター」ですが、その違いについて解説していきます。
ブルターレに関しての記事は以下を参照ください。
【購入検討】MVアグスタ ブルターレ 800RR/ MV AGUSTA BRUTALE
デザインの違いがメイン
まず、「ブルターレ」ですが、カウルつきSSモデルの「F3」をストリートファイター系にデザインしたモデルです。
そして、「ドラッグスター」はブルターレの派生モデルです。アメリカのドラッグレーサーをイメージしたデザインで、戦闘的なスタイルに仕上がっています。
「ブルターレ」と「ドラッグスター」ですが、エンジンなどの基本スペックはどちらも同じです。
デザインの変更がメインの違いとなっています。
テールランプ
両者の大きな違いは、テールランプです。
ドラッグスターの方がワイドデザインのテールランプになっています。ブルターレはSSモデルのF3に似た形状をしています。
ブルターレ
ドラッグスター
テールエンド
横から見ると分かりやすいですが、テールエンドに違いがあります。ドラッグスターの方がテールが更に短くなっています。ドラッグスターのシートはシングルシートのような見た目になっていますが、これでもタンデムは一応可能です。
ブルターレ
ドラッグスター
タンデムステップ
ブルターレは一般的なタンデムステップですが、ドラッグスターは収納式ステップになっており、独特ですね。
使わない時は、ステップをシートレール側に収納できるといった仕組みです。
ブルターレ
ドラッグスター
ホイール
ドラッグスターでは、スポークホイールになっており、よりアグレッシブなデザインなことが分かりますね。
ただし、エントリーグレードのドラッグスター ロッソ(ROSSO)はスポークホイールではありません。
また、同じロッソでもブルターレ ロッソとは異なるホイールデザインになっています。
ブルターレ
ドラッグスター
ブルターレ(ROSSO)
ドラッグスター(ROSSO)
ミラー
ブルターレは通常のミラーですが、ドラッグスターはバーエンドミラーが装着されています。
ブルターレ
ドラッグスター
リアタイヤ
ドラッグスターの方がサイズが大きいです。
ブルターレ
180/55-17
ドラッグスター
200/50-17
シート高・重量
ドラッグスターの方が軽量化されていますね。
ブルターレ
シート高:830mm
乾燥重量:175kg
ドラッグスター
シート高:845mm
乾燥重量:168kg
乗車姿勢
ドラッグスターの方が多少、前傾姿勢なスタイルです。
ブルターレ
ドラッグスター
カラー
800RR/RR SCSのグレードですが、用意されるカラーに違いがあります。
ブルターレ
ショックパールレッド/アビオグレー
アゴシルバー/ダークメタリックグレー
ドラッグスター
アイスパールホワイト/ネオングリーン/メタリックカーボンブラック
ナイトグレー/ソーラービーム/メタリックカーボンブラック
ロッソ(ROSSO)はレッドがコンセプトカラーなので、どちらも同じカラーです。
価格の違い
各グレードの価格、差額は以下の通り。全て消費税込みです。
ロッソ(ROSSO)
ブルターレ
価格:1,892,000円
ドラッグスター
価格:1,980,000円
差額:88,000円
800RR
ブルターレ
価格:2,123,000円
ドラッグスター
価格:2,442,000円
差額:319,000円
800 RR SCS
ブルターレ
価格:2,255,000円
ドラッグスター
価格:2,574,000円
差額:319,000円
1,000ccモデルはブルターレだけ
ブルターレにはF4をベースにした4気筒・1,000ccの「ブルターレ 1000 RR」がありますが、ドラッグスターは800ccモデルのみです。
ドラッグスターにはRCモデルがある
ドラッグスターには「RC」モデルが存在します。
レパルト・コルセというレーシング部門を意味するRCですが、SC-Project社製のマフラー、専用ECUが装着されます。(サーキット専用)
このレーシングキットを装着することで、乾燥重量は-8kgの160kg、最大出力は+10HPの150HPとなります。
価格は2,882,000円(800 RC SCS)
おわりに
ブルターレは比較的、優雅なデザインで、ドラッグスターはよりアグレッシブなデザインに仕上がっています。
デザイン・カラーの好みでチョイスすればいいかと思います。