この記事ではテスラが販売する電気自動車「モデル3」の電費・航続距離・バッテリー容量・スペック情報などをまとめて紹介しています。
テスラ・モデル3は2017年から生産が開始され、日本では2019年より販売されているモデルです。2023年9月1日にマイナーチェンジ(改良新型)の発表および先行注文が開始されています。
ここではマイナーチェンジした最新モデルの情報を紹介しています。最新モデルでは搭載されるバッテリー容量は従来モデルから変更はありません。しかし、空力性能を最大化するエクステリアデザインの採用などにより、一充電あたりの航続距離は従来モデルよりも引き上げられています。
空力性能は従来ではCd値が0.225でしたが新型では0.219へとなり、電費向上に貢献しています。
今回モデルチェンジが実施されたのは後輪駆動モデルの「モデル3 RWD」およびデュアルモーターAWDモデルの「モデル3 ロングレンジ」です。
従来「モデル3 パフォーマンス」もラインナップされていましたが、こちらの新型モデルはまだ開発中で、2023年9月現在では2グレード展開の状況です。
新型「モデル3」のスペック・パフォーマンス
「モデル3 RWD」の最高出力は208kW(283PS)、最大トルク420Nm。そして「モデル3 ロングレンジ」の最高出力は366kW(498PS)、最大トルク490Nmです。
以下に従来モデルとの比較表を記載していますが、0-100km/h加速性能は従来と変更ありません。ただし最高速度については201km/hに引き下げられています。
モデル3 RWD | モデル3 ロングレンジ | |||
新型 | 従来モデル | 新型 | 従来モデル | |
0-100km/h加速 | 6.1秒 | 6.1秒 | 4.4秒 | 4.4秒 |
最高速度 | 201km/h | 225km/h | 201km/h | 233km/h |
全長 | 4,720mm | 4,695mm | 4,720mm | 4,695mm |
全幅(ミラー含まず) | 1,850mm | 1,850mm | 1,850mm | 1,850mm |
全高 | 1,441mm | 1,445mm | 1,441mm | 1,445mm |
車両重量 | 1,765kg | 1,760kg | 1,828kg | 1,850kg |
新型「モデル3」のバッテリー容量
テスラはバッテリー容量を正式には公表していませんが、実際のところ以下の通りとなっています。
「モデル3 ロングレンジ」:バッテリー総容量78kWh(正味容量75kWh)
新型「モデル3」の航続距離
マイナーチェンジ版の新型「モデル3 RWD」では一充電あたりの航続距離がWLTCモードで513kmと、従来の491kmから22km(4.5%)向上しました。
また、新型「モデル3 ロングレンジ」ではWLTCモードで629kmと、従来の602kmから27km(4.5%)向上しました。
以下には、あくまで参考値ですがより実際の数値に近いと言われるEPAモードでの航続距離も記載しています。(推定値)
モデル3 RWD | モデル3 ロングレンジ | |
WLTC | 513 km | 629 km |
EPA(参考値) | 458 km | 561.6 km |
新型「モデル3」の電費
「モデル3 RWD」のバッテリー総容量は60kWh、「モデル3 ロングレンジ」はバッテリー総容量78kWh、そして上記の航続距離から計算すると電費はそれぞれ以下の通りとなります。こちらも推定値ですがEPAモードでの電費も記載しています。
モデル3 RWD | モデル3 ロングレンジ | |
WLTC | 8.6 km/kWh | 8.1 km/kWh |
EPA(参考値) | 7.6 km/kWh | 7.2 km/kWh |