この記事では国産バイクメーカー「カワサキ」は壊れやすいのか、維持費は高いのかなど故障に関して解説しています。
また、メーカーの故障率について統計データが発表されているので紹介しています。
カワサキの現在のラインアップですが「Z125 PRO」といった125ccモデルから「Ninja H2」などのハイパフォーマンスモデルがあります。
カワサキは故障しやすい?
結論:カワサキの信頼性は高く、故障しやすいといったことはない
統計データ、またカワサキの保証制度について見ていきます。
統計データ
2015年と少し前のデータですが、アメリカのコンシューマーレポートが発表した故障率の統計データを紹介します。
バイクを購入してから4年間で故障する確率をメーカーごとにランキング化したデータです。
結果を見ると、カワサキは国内外メーカーの中では信頼性が高いと言えます。
とはいえ、国産メーカーだけで見ると、ヤマハやスズキ、ホンダの方がより信頼性が高い結果となっています。
統計データから言えることは、海外メーカーよりは圧倒的に信頼性が高いこと、ただ国産メーカーの中で比べるとわずかに信頼性は劣る、ということですね。
以前はカワサキは壊れやすいとか、”最初から壊れてる”といった言葉もあったりしましたが、最近のカワサキでは信頼性は十分あるといった結果です。
メーカー | 故障率 |
Yamaha/Star | 11% |
Suzuki | 12% |
Honda | 12% |
Kawasaki | 15% |
Victory | 17% |
Harley-Davidson | 26% |
Triumph | 29% |
Ducati | 33% |
BMW | 40% |
Can-Am | 42% |
保証制度から考える
各バイクメーカーでは2年間もしくは3年間の標準保証が付帯します。
カワサキの標準メーカー保証は2年間です。
ただし、カワサキプラザで購入すると標準保証がプラス1年間追加され、3年間の保証となります。
また、延長保証制度もあり、2年間の保証を追加することができます。
最大で5年間の保証を受けられるのは非常に安心ですね。
長期間の保証を用意しているということは、メーカーもそれだけ自信を持っている、と言えるかもしれません。
維持費はかかる?
上記のように保証制度を活用すれば5年間は突発的な修理費用が発生しないので、維持費も抑えられます。
ただし、メーカーに限らず大型のスポーツバイクなどに関しては車両価格が元々高く、部品代も高くなります。
また、ハイパフォーマンスモデルは消耗品の交換サイクルが早く維持費が高くなりがちです。
ちなみに、最近のカワサキでは「カワサキケア」といって3年間のアフターケアがあります。
カワサキケアとは1ヶ月目点検に加え、3年間の定期点検とオイルフィルターを含む、オイル交換を無償で実施するといったものです。
結論・まとめ
統計データから見るとカワサキは決して壊れやすいメーカーではないことが分かりました。
また延長保証と組み合わせると最大5年間の保証を付けることができ、かなり安心感があります。
ただし、古いモデルに関してはたしかに壊れやすいといった可能性もあります。
そもそも古いモデルはカワサキに限らず故障リスクはあるので、よほど気に入ったバイクでないと、購入には勇気が必要です。
どのメーカーであったとしても保証付きのバイクを購入するのが一番安全です。