2023年10月11日、ステランティスジャパンはアバルト初の電気自動車 「アバルト 500e」の日本発売情報を発表しました。航続距離・電費情報などをまとめています。
アバルト 500e概要
2022年11月22日にワールドプレミアされた「アバルト 500e」はフィアットの電気自動車である「500e」をベースにしたモデルで、日本での発売日は2023年10月28日と決定しました。
ベースモデルである「フィアット 500e」では最高出力118PS、最大トルクは220Nmですが、「アバルト500e」ではそれぞれ155PS、235Nmとパフォーマンスが向上されています。
「アバルト 500e」の0-100km/h加速は7.0秒と、「フィアット 500e」に比較して2秒向上されています。ちなみにガソリンモデルの「595 コンペティツィオーネ」は最高出力180PS、最大トルク230Nm(SPORTスイッチ使用時:250Nm)、0-100km/h加速は6.7秒です。
「アバルト 500e」はピュアエレクトリックモデルということで、1.4L 直列4気筒ターボエンジンに代わって電気モーターが搭載されています。バッテリー容量はベースモデルの「フィアット 500e」と同じく42kWhとなっています。航続距離はWLTCモードでハッチバックが303km、カブリオレが294kmです。
「アバルト 500e」は「ツーリスモ」、「スコーピオン・ストリート」、「スコーピオン・トラック」といった3種類の走行モードが選択可能です。
「ツーリスモ」では出力を136PS、220Nmへ抑えた効率重視の設定、「スコーピオン・ストリート」では回生ブレーキを最大限に活用しながら高いパフォーマンスを発揮する設定、「スコーピオン・トラック」では最高のパフォーマンスを引き出す設定となっています。
アバルトではサウンドを重視しているということで、「サウンドジェネレーター」機能が備わります。これはアバルトのガソリンエンジンサウンドを再現したもので、スイッチによってオンオフの切り替えが可能です。イタリア本国ではオプションなのですが、日本国内導入モデルは標準装備されています。
アバルト 500eの日本発売日・価格
「アバルト 500e」の日本国内での発売日は2023年10月28日です。発表を記念し、ローンチエディションの「Abarth 500e Scorpionissima(アバルト チンクエチェント イー スコーピオニッシマ)」が200台限定で発売されます。価格は税込でハッチバックモデルが6,300,000円、カブリオレモデルが6,600,000円です。なお、ローンチエディションはアバルトブランド誕生年に敬意を表し全世界で1,949台限定、そのうちの200台が日本導入といった内容です。
レギュラーモデルは6,150,000円〜となっています。
ハッチバック:6,300,000円
カブリオレ:6,600,000円
ハッチバック:6,150,000円
カブリオレ:6,450,000円
「アバルト 500e」のCEV補助金は450,000円です。
スペック
アバルト 500e
バッテリー総電力量:42kWh
最高出力:114kW(155PS)
最大トルク:235Nm
航続距離(WLTCモード):ハッチバック303km、カブリオレ294km
駆動方式:FF
0-100km/h加速:7.0秒
ベースモデル(フィアット 500e)
バッテリー容量:42kWh
最高出力:87kW(118PS)
最大トルク:220Nm
航続距離:335km(WLTC)
駆動方式:FF
0-100km/h加速:9.0秒
アバルト 500eの航続距離・電費
「アバルト 500e」の航続距離はWLTCモードでハッチバックが303km、カブリオレが294kmです。搭載されるバッテリー総電力量は42kWhのため、電費はそれぞれ7.2 km/kWh、7 km/kWhです。
ハッチバック:303km
カブリオレ:294km
ハッチバック:7.2 km/kWh
カブリオレ:7 km/kWh