メルセデス・ベンツの新型EV「EQA クーペ」が開発中とのスクープ情報がカーメディア「CARWOW」から発表されました。
・現行CLAに似た4ドアクーペのデザインで登場
・現行4ドアクーペのCLAに置き換わる可能性あり
・モーターとバッテリーはすべて新型となる
・2025年に登場する可能性
EQシリーズはメルセデス・ベンツの電気自動車ブランドで、現在ではSUVモデルで「EQA」や「EQB」、「EQC」など、そしてセダンでは「EQE」、「EQS」がラインナップされています。
今回テスト走行が目撃されたのは新型メルセデス「EQA クーペ」です。これは「EQE」、「EQS」よりも小さく、全く新しいコンパクト4ドアクーペスタイルの電気自動車です。
「EQA クーペ」は2025年に登場すると予想されており、現行モデルである「CLA」に置き換わることになるかもしれません。
現行モデル「CLA180」
新型「EQA クーペ」のデザイン
新型「EQA クーペ」は現時点では開発の初期段階であり、またカモフラージュのため、ディテールの確認が難しい状況です。確認できるのは「CLA」に似た細身のヘッドライトを装着している点です。
サイドに関しては、現行の「CLA」に似ているデザインです。低くスポーティーなルーフラインがあり、リアエンドはAクラスセダンよりも一回り長いようです。
リアに関しては最もカモフラージュされており、ここで確認できる丸いテールランプはダミーユニットのようです。
デザインディテールに関しては開発後期まで待つ必要がありそうです。
参考として、セダンタイプ「EQE」のデザインも紹介します。
「EQE」
「EQE」
新型「EQA クーペ」の搭載モーター、バッテリー
新型「EQA クーペ」に搭載されるモーターやバッテリーについての詳細はまだ明らかにされていません。全く新しいプラットフォームがベースとなるため、現行のメルセデス電気自動車と部品を共有することはないと見込まれています。
なお、現在メルセデス・ベンツが販売する電気自動車のエントリーモデルはSUVタイプの「EQA250」です。この車には66.5kWhのバッテリーが搭載されており、WLTCモードでの航続距離は422kmです。新型「EQA クーペ」では少なくともこれと同等か、それ以上の航続距離になると期待できます。
新型「EQA クーペ」のスペックについても詳細は明らかになっていません。SUVタイプの「EQA250」では最高出力140kW(190PS)、最大トルクは370Nmで、0-100km/h加速は8.9秒です。スペックに関しても「EQA250」以上を期待したいところですね。
「EQA 250」
「EQA 250」
価格と発売日
新型「EQA クーペ」はまだ開発の初期段階であり、発売までには時間がかかりそうです。2025年頃の発売が期待されています。価格については「CLA」よりも高くなり5万ポンド(日本円で約839万円)を超える可能性があるとのことです。
なお、現行のCLAクーペ「CLA180」は日本では532万円〜、また電気自動車・SUVタイプの「EQA250」は640万円で販売されています。
新型「EQA クーペ」の価格帯は少なくとも640万円から700万円を超えてくると予想します。
