【2023最新】オペル日本再上陸はいつ?新型モデル情報【解説】

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オペル

この記事ではドイツの自動車メーカー「オペル」の日本導入時期について2023年最新情報から解説しています。オペルはコルサ、モッカ、グランドランドなど新型モデルを日本で販売する予定です。

2023年・オペル日本再上陸 最新情報

2006年に日本市場から撤退したドイツの自動車ブランド「オペル」ですが2020年、日本再上陸をすると発表しました。なお、オペルは当時「グループPSAジャパン」に属していました。

発表当時、日本再上陸は2021年後半とアナウンスしていたのですが、新型コロナウイルスなどの影響を受け日本導入を2022年上半期に延期することになりました。

その後2022年「グループPSAジャパン」は「FCAジャパン」と合併して「ステランティス・ ジャパン」を設立したのですが、自動車用半導体不足や世界情勢の不安定さが変化していないことを理由に、オペル再上陸の計画を凍結することになったのです。

そして2023年現在、日本導入についてのアナウンスはなく、販売については未定のままです。

ただし、2024年以降オペルが日本導入される可能性はゼロではないかと思います。

ステランティスグループについて

「オペル」再上陸の可能性について、所属するステランティスグループの情報を元に、想像してみます。

「オペル」が属するのは「ステランティス」グループです。ステランティスはフィアット、アルファロメオ、プジョー、シトロエン、マセラティなどを保有する巨大自動車グループです。

ステランティスグループについて説明すると、2023年上半期の世界販売台数は出荷ベースで332万7,000台と、世界でもトップ5に入る自動車グループなのです。

例えばBMWグループの2023年上半期の世界販売台数は121万4,864台、メルセデス・ベンツ・グループは101万9,229台なので、ステランティスグループの規模の大きさが分かるかと思います。(ただしステランティスは出荷ベースで、他グループは実際の販売台数、といった違いはある)

ちなみに、2023年現在、世界で最も自動車の販売台数が多いのがトヨタ自動車で、2023年上半期の世界販売台数は541万9,841台です。

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ステランティスですが、日本では例えばフィアットとアルファロメオが同じディーラーで販売されていたりと、「オペル」が日本上陸するにあたって販売網を構築するのは、一から参入するメーカーと比べ容易であることは想像できます。

また、後述しますが導入予定である「コルサ」や「モッカ」はプジョーのモデルとプラットフォームを共有しており、アフターサービスのノウハウなどについても、多少ハードルは下がるんじゃないかと思います。

というわけで、「オペル」が所属するステランティス・グループの規模は大きく、また販売網を構築しやすいことを考えると、再上陸の可能性は十分ある状態だと思います。

とはいえ、自動車用半導体不足や世界情勢の不安定さを理由に再上陸プランが凍結されている状況であり、いかに巨大な自動車グループであっても、新たな地域に参入(再上陸)するのは難しいところがあるのでしょうね。

「オペル」ブランドの立ち位置が難しい

またオペルといったブランドの、日本での立ち位置が難しいというのもあるかもしれません。

現在ステランティスグループは比較的低価格モデルがラインナップされるフィアットやプジョー、SUVやスポーツモデルなど高級ブランドとして再構築しているアルファロメオ、そしてラグジュアリーモデル、スーパーカーを販売するマセラティなどラインナップは非常に豊富です。

さらにホットハッチモデルを販売するアバルトや、SUVブランドのジープといったメーカーまでもがステランティスに属しています。

そういったブランドとは別の価値、特徴がなければグループ内での立ち位置が難しいことかと思われます。

元々ドイツの自動車メーカーである「オペル」ですが、ドイツといえばBMWやメルセデス・ベンツのイメージがあり、また例えばオペルがプジョーと同じくらいの価格帯になったとして、フランス車にあるお洒落なイメージのような何か魅力を見せることができればいいのですが、そういったイメージ作りは時間のかかることだろうとも思います。

ステランティスグループが「今にでも日本へ導入したい」と思えるもの、今のグループ内に持っていないブランド価値が「オペル」にあれば、すぐにでも導入を進めていたかもしれません。

現在、オペルジャパンに動きはなし

オペルジャパンは日本再上陸にあたり、公式ホームページを立ち上げています。しかし近況についてのアナウンスは一切なく、いわば放置されたままの状況です。

https://www.opel.jp

販売予定の(だった)新型モデル

当初、日本導入が予定されていたのはコルサ、モッカ、グランドランドの3モデルです。

コルサ

「コルサ」は1982年から販売されているモデルで、日本では2代目、3代目がオペル・ヴィータとして販売されていました。現行モデルは9代目(2019年〜)となります。

ガソリンモデルの「コルサ」、EVモデルの「コルサe」が販売予定とされていました。

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モッカ

コンパクトSUVの「モッカ」はガソリン、ディーゼル、電気自動車モデルが存在しています。日本へはガソリンモデルのみが販売予定とされていました。

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グランドランド

オペルのフラッグシップSUVモデルが「グランドランド」です。グランドランドはガソリン、ディーゼル、そしてPHEVモデルが存在しますが、日本導入予定だったのはディーゼルエンジンモデルでした。

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オペル工場閉鎖を発表

2023年6月28日、ステランティスはオーストリア・ウィーンにある「オペル」のギアボックス工場の生産活動を徐々に終了する計画を発表しています。最近の、ガソリン車から電気自動車製造へと切り替わる流れを受けての発表です。

こういった事情を考慮すると、今後オペルが日本再上陸となった際、これまで予定されていたガソリンモデルの「コルサ」やディーゼルモデルの「グランドランド」などは導入されず、電気自動車モデルのみが導入される、といった可能性もあるかと思います。

というわけで、オペル日本再上陸の可能性はゼロではないですが、望みは薄いかも・・といったところです。
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