【2023年最新】クルマの人気ボディカラーランキング【統計データ】

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この記事では2023年最新の統計データから、車の人気ボディカラーランキングを紹介しています。また、リセールバリューの高いカラー、海外の人気カラーなどについても解説しています。

一番人気のボディカラーは「ホワイト」

一般財団法人自動車検査登録情報協会が発表する「乗用車の塗色別保有台数」2022年3月末のデータによれば、一番人気のボディカラーは「ホワイト」で、全体の約48%を占めています。日本において、クルマの2台に1台はホワイトが選ばれているということですね。

2番目に人気のカラーは「灰(グレー/シルバー)」で全体の約18%、3番目に人気なのは「ブラック」で全体の約17%となっています。

以下にクルマのボディカラー人気ランキングと、その比率を記載しています。

また、10年前の2012年データと比較してみます。2012年時点では1番人気は「ホワイト」で約48%と、2022年と変わらずの人気ですね。

2番人気は「灰(グレー/シルバー)」、3番目は「ブラック」とこちらも2022年と同様ですが、比率を見てみると「ブラック」が2012年の約11%から2022年には約17%と「ブラック」の人気が上昇していることが分かります。

2022年
順位カラー保有台数比率2012年比
1白(ホワイト)18,828,57448.26%97.86%
2灰(グレー/シルバー)6,881,10717.64%68.25%
3黒(ブラック)6,568,66816.84%143.34%
4青(ブルー)2,558,9896.56%100.73%
5赤(レッド)1,906,5074.89%129.55%
6茶(ブラウン)787,3742.02%138.55%
7緑(グリーン)526,6031.35%64.36%
8紫(パープル)509,3711.31%130.99%
9黄(イエロー)293,5070.75%87.88%
10橙(オレンジ)153,3060.39%134.65%
11その他3,0320.01%93.81%
2012年データ
順位カラー保有台数比率
1白(ホワイト)19,240,10247.93%
2灰(グレー/シルバー)10,082,20625.12%
3黒(ブラック)4,582,53411.42%
4青(ブルー)2,540,4926.33%
5赤(レッド)1,471,6513.67%
6緑(グリーン)818,1882.04%
7茶(ブラウン)568,3091.42%
8紫(パープル)388,8670.97%
9黄(イエロー)334,0020.83%
10橙(オレンジ)113,8580.28%
11その他3,2320.01%

https://www.airia.or.jp/publish/file/08_tosyoku.pdf

また、以下では別の統計データも紹介しています。調査方法などが異なるため結果に差が出ていますが、カラーの内訳などもあり非常に参考となるデータです。

「ソリッドホワイト」よりも「パールホワイト」の方が人気

塗料製造のアクサルタ コーティング システムズ社が発表する「世界自動車人気色調査報告書」第70回、2022年度版によると、日本の一番人気のボディカラーは「ホワイト」で、全体の38%を占めています。そのうち「パールホワイト」が27%、「ソリッドホワイト」が11%の比率です。

シンプルなソリッド色よりも複雑なパール色の方が好まれるという結果です。一般的にパールホワイトは有料塗装色となっており、新車購入の際、数万円ほど塗装代がかかります。

こちらの調査データでは2番目に人気なカラーは「ブラック」で全体の18%となっています。そのうち「ソリッドブラック」は僅か2%で、メタリックやパール系の「エフェクトブラック」が16%の比率となっています。

海外の人気ボディカラーは?

世界的にも人気なのは「ホワイト」「ブラック」「グレー」

「世界自動車人気色調査報告書」第70回、2022年度版によると、世界的にみても人気なのは「ホワイト」「ブラック」「グレー」であり、日本と同様であることが分かっています。

ただし、ヨーロッパ地域で1番人気なのは「グレー」であったり、北米でも1番人気は「ホワイト」ですが、比率は日本に比べると少なかったりします。

また、北米やヨーロッパ、その他の地域を見ても「ソリッドホワイト」を選ぶ比率の方が高く、「パールホワイト」を積極的に選ぶのは日本くらいです。

一般的に「パールホワイト」は有料塗装色であるにも関わらず、それでも日本では多く選ばれているのですね。

以下には各地域の人気ボディカラーランキングを記載しています。

地域/順位12345
世界ホワイト(34%)ブラック(21%)グレー(19%)シルバー(8%)ブルー(8%)
北米ホワイト(30%)グレー(20%)ブラック(19%)ブルー(11%)シルバー(9%)
南米ホワイト(39%)シルバー(19%)グレー(18%)ブラック(10%)レッド(6%)
ヨーロッパグレー(27%)ブラック(22%)ホワイト(21%)ブルー(11%)シルバー(9%)
アフリカホワイト(39%)グレー(20%)ブラック(11%)シルバー(9%)ブルー(8%)
アジアホワイト(40%)ブラック(21%)グレー(15%)シルバー(7%)ブルー(6%)
日本ホワイト(38%)ブラック(18%)シルバー(10%)ブルー(9%)グレー(7%)
中国ホワイト(43%)ブラック(26%)グレー(16%)ブルー(5%)レッド(3%)
韓国ホワイト(34%)グレー(24%)ブラック(16%)ブルー(9%)レッド(6%)
インドホワイト(35%)シルバー(32%)グレー(13%)レッド(6%)ブラウン(6%)
地域ソリッドホワイトパールホワイト
世界20%14%
北米18%12%
南米32%7%
ヨーロッパ17%4%
アフリカ38%1%
アジア20%20%
日本11%27%
中国24%19%
韓国13%21%
インド22%13%

 

https://www.axalta.com/content/dam/New%20Axalta%20Corporate%20Website/Images/Color/axalta-2022-global-automotive-color-popularity-report.pdf

リセールバリューの高いボディカラーは?

・人気のボディカラー「ホワイト」が無難
・「ソリッドホワイト」よりも「パールホワイト」の方が人気

基本的にはよく選ばれる色、人気の色である「ホワイト」がリセールバリューの高いボディカラーとなります。

上記で紹介したように日本では「ソリッドホワイト」よりも「パールホワイト」の方が人気です。

ただし、メーカー・車種によって「イメージカラー」を設定していることもあります。そういった「イメージカラー」の方がリセールバリューが高いこともあります。ここで紹介した統計データだけではなく、購入する車種の人気色が何色なのかも要チェックとなりますね。

【2023】車のリセールバリューランキング【メーカー/車種/セグメント】
統計データをもとに作成された車のリセールバリューランキングを紹介しています。 リセールバリューの高い車、低い車を確認できます。

キズが目立ちにくいボディカラー

グレー、シルバー系はキズや汚れが目立ちにくいとされています。ホワイトもキズは目立たないのですが、水垢汚れなどは目立ちやすいようです。また、メタリック・パール系の方がソリッド系に比べキズが目立ちにくいです。

反面、ブラックはキズや汚れが目立ちやすいカラーです。

事故に遭いにくいボディカラー

「ホワイト」が最も事故に巻き込まれにくい

車の色と事故の関係性についてはいくつか研究結果がありますが、比較的新しい研究によると、最も事故に巻き込まれにくいカラーは「ホワイト」、そして最も事故に巻き込まれやすいカラーは「ブラック」です。

モナッシュ大学事故研究センターが実施した「車の色に関する調査」(2007年)によると、人目につきやすく道路を安全に走行するためには白が最も安全だという一般的な考えが確認されています。

白い車と比較すると、黒い車は衝突リスクが12%高く、グレーの車が11%、次いでシルバーが10%、青と赤が7%となっています。

白っぽい色の車両はあらゆる光の条件下で最も衝突リスクが低く、逆に、シルバー、グレー、緑、赤、青、黒など、暗い色や道路環境とのコントラストが低い色は、特に日中の時間帯において衝突リスクが高くなる傾向がある、とのことです。

Crash risk higher for black cars - (Monash Memo, 13 June 2007)

後悔しないボディカラーは?

・定期的に買い替えするのであれば人気の「ホワイト」、特に「パールホワイト」
・普段のお手入れを楽にするなら傷が目立ちにくい「グレー、シルバー系」

とはいえ、個人的には一番気に入ったカラーをチョイスするのがベストではないかと思います。

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