この記事では「スマート・オートモービル」が販売する電気自動車「スマート#1(ハッシュタグ・ワン)」の航続距離・電費・スペック・価格・発売日情報などを紹介しています。
「スマート#1」は2022年に登場した5人乗り・SUVタイプの電気自動車です。ドライブトレインには最高出力200kW(272PS)を発生するシングルモーターと、315kW(428PS)を発生するデュアルモーターの2種類がラインナップされます。
シングルモーターモデルは「Pro +」「Premium」、デュアルモーターモデルは「BRABUS」の3グレードラインナップです。
搭載されるバッテリー総容量は66kWhで、航続距離はWLTCモードで「Pro +」が420km、「Premium」が440km、そして「BRABUS」が400kmとなっています。
新生スマート・EV専業メーカー
2020年、メルセデス・ベンツは「吉利汽車(ジーリー)」とパートナーシップを組み、合弁会社「スマート・オートモービル」を設立、EV専業メーカーと生まれ変わりました。
「スマート」はこれまで2人乗りの「フォーツー」や4人乗りの「フォーフォー」といったマイクロコンパクトカーを販売してきましたが、”新生スマート”では「スマート#1」の全幅が1,822mmであるように、以前のマイクロカーではなくなりました。
以前の「スマート」時代にも電気自動車が販売されていたのですが、この頃は全長2,695mm、全幅1,663mm(スマートEQフォーツー)と、まさにマイクロコンパクトカーと言えるモデルでした。
超小型ながらも高級感・もしくはスポーツ感のあるモデルは非常に貴重で、最近ではこういったクルマがだんだんと見られなくなってきて残念なところではあります。
「スマート#1」の日本発売は?
EV専業メーカーへと生まれ変わった「スマート・オートモービル」ですが、今のところ「スマート#1」の日本導入はされておらず、今後の販売予定についてもアナウンスはない状況です。
「スマート#1」の価格は?
イギリスでの販売価格では、35,950〜43,450ポンドとなっており、日本円に換算すると約657〜797万円ということになります。
「Premium」:38,950ポンド(日本円換算:約715万円)
「BRABUS」:43,450ポンド(日本円換算:約797万円)
「スマート#1」のスペック
Pro + | Premium | BRABUS | |
ドライブトレイン | シングルモーター | シングルモーター | デュアルモーター |
最高出力 | 200kW(272PS) | 200kW(272PS) | 315kW(428PS) |
最大トルク | 343Nm | 343Nm | 543Nm |
0-100km/h加速 | 6.7秒 | 6.7秒 | 3.9秒 |
最高速度 | 180km/h | 180km/h | 180km/h |
バッテリー総容量 | 66kWh | 66kWh | 66kWh |
バッテリー正味容量 | 62kWh | 62kWh | 62kWh |
全長 | 4,270mm | 4,270mm | 4,300mm |
全幅 | 1,822mm | 1,822mm | 1,822mm |
全高 | 1,636mm | 1,636mm | 1,636mm |
ホイールベース | 2,750mm | 2,750mm | 2,750mm |
車重 | 1,788kg | 1,800kg | 1,900kg |
「スマート#1」の航続距離
「スマート#1」の航続距離はWLTCモードで400-440kmです。また、あくまで参考値ですがより実際の数値に近いと言われるEPAモードでの航続距離も記載しています。(推定値)
Pro + | Premium | BRABUS | |
WLTC | 420 km | 440 km | 400 km |
EPA(参考値) | 375 km | 392.9 km | 357.1 km |
「スマート#1」の電費
「スマート#1」のバッテリー総容量は66kWh、そして上記の航続距離から計算すると電費はそれぞれ以下の通りとなります。こちらも推定値ですがEPAモードでの電費も記載しています。
Pro + | Premium | BRABUS | |
WLTC | 6.4 km/kWh | 6.7 km/kWh | 6.1 km/kWh |
EPA(参考値) | 5.7 km/kWh | 6 km/kWh | 5.4 km/kWh |