この記事では中古フェラーリで一番安いモデルはどれなのか、2023年最新版の内容で紹介しています。
・激安中古フェラーリってあるの?
・2023年最新版情報を知りたい
フェラーリで一番安いモデル:モンディアル
リクルートが運営する中古車検索サイト「カーセンサー」での中古車価格・相場で見ていきます。
フェラーリで最も安いモデルは「モンディアル」です。「モンディアル」は1980年に登場しました。ボディタイプは2ドアクーペで乗車定員は4名です。またカブリオレモデルも存在しています。搭載されるパワートレインは自然吸気・V型8気筒ガソリンエンジンで、駆動方式はMRです。
「モンディアル」はフェラーリの中でも不人気モデルとして扱われています。ただし私としては「モンディアル」は中古フェラーリの選択肢としてはアリだと考えています。4シーターモデルということでグランドツアラーとしての使い方ができ、エンジンはミッドシップV型8気筒、そしてトランスミッションは5速MTと、パッケージングとしては申し分ないと思います。以下に動画で紹介していますがサウンド含め、いい車だなと思います。
「モンディアル」ですが、排気量2,926cc、最高出力157kW(214PS)の「モンディアル8」が登場し、その後4バルブ化された「モンディアル クアトロバルボーレ」では最高出力が176kW(240PS)へとパワーアップされました。
そして3.2L化された「3.2 モンディアル」では最高出力199kW(270PS)へと向上、最終モデルの「モンディアル T」は3.4L縦置きエンジンへと変更され、最高出力は221kW(300PS)へとなりました。
「モンディアル」の最安価格は2023年現在で599万円です。なおカーセンサーでは登録台数は1台のみとなっています。カブリオレに関しては登録台数2台で、最安価格は750万円です。
2020年の時点では走行距離3万キロで450万円程度で販売されている個体がありました。また、登録台数はもっと多かったです。
フェラーリは不人気モデルであってもかなり価格が上がっている、といった現状です。
2番目に安いモデル:456
フェラーリで2番目に安いモデルはV型12気筒エンジン搭載の「456」です。1992年に販売が開始されたモデルで、6速MT仕様のGT、後に4速AT仕様のGTAも追加されています。1998年のマイナーチェンジでは内外装が変更され、名称は「456M」となりました。同じくGTとGTAの2仕様がラインナップされていました。
「456」は優雅なデザインで私としては非常に好みです。またV型12気筒を味わえるのは魅力的ですね。
2023年現在「456」の最安価格は690万円です。登録台数は6台で、その内2台が応談となっています。いずれも4速AT仕様のGTAで、残念ながらMTモデルは販売されていません。4台の平均価格は830万円です。
2020年時点では走行距離5万キロで500万円程度で販売されていました。「モンディアル」同様、価格は上昇しています。
3番目に安いモデル:360モデナ
3番目に安いモデルは「360モデナ」です。クーペタイプのモデナは1999年、そしてオープンモデルの360スパイダーが2000年に登場しています。搭載されるパワートレインはミドシップ縦置き・90度V型8気筒エンジンで、排気量は3,586ccです。トランスミッションは6速MTとセミATのF1マチックです。
「360モデナ」の最安価格は750万円です。登録台数は57台で、1,000万円前後で販売されている個体が多いです。このうちMTモデルは登録台数14台で、最安価格は1,228万円です。
4番目に安いモデル:348
4番目に安いモデルは「348」です。1989年にベルリネッタのTB、タルガトップのTSが登場しました。テスタロッサのボディサイドなど過去のモデルをイメージさせるデザインに仕上がっています。
搭載されるパワートレインはミドシップ縦置き・90度V型8気筒エンジンで、トランスミッションは、5速MTのみです。1993年のモデルチェンジでは名称がそれぞれ348GTB、348GTSへと変更され、最高出力は221kW(300PS)から235kW(320PS)へと引き上げられました。そしてソフトトップの348スパイダーが新たにラインナップに追加されました。
また、これまではボディ下部がブラックでしたが、ボディ同色へと変更されています。
後継のF355と比べると不人気フェラーリと言われています。
「348」の最安価格は800万円です。登録台数は20台、1,000万円前後で販売されている個体が多い状況です。
2020年の時点では走行距離5万キロ前後で550万円から販売されており、フェラーリで3番目に安いモデルでした。
不人気と言われる348でさえもかなり値上がりしているといった状況です。
「348」のフロント・サイドデザインはスタイリッシュで、またサウンドもかなりいいと思います。
まとめ
以下に、フェラーリ安い順のリンクを貼っておきます。
海外の中古車相場を見ても、同様にモンディアルや456、348などが安く販売されています。(以下のリンクはイギリスの中古車相場)
2020年時点では「348」が一番オススメと紹介しましたが「348」含め、以前は不人気と言われたモデルも全て値上がりしてしまっている状況です。
2023年現在であれば「360」をオススメします。理由としては「360」は現在でも販売台数が多く、ある程度は好みの仕様、そして予算に応じてコンディションの良い個体を選ぶことができるからです。また、不人気モデルだとパーツ供給などの面から今後のメンテナンス、維持費の不安があります。
以前のように500万円でフェラーリ購入というのは難しくなってきましたが、「360」は750万円〜1,000万円で購入できるモデルということで、新車フェラーリの数千万円に比べれば手が出しやすいかと思います。
いつかはフェラーリを手にしたいという場合ですが、今後も価格が上昇し、また販売台数がいっそう少なくなる可能性もあります。
早めにフェラーリを購入するためにはローンでの購入や、維持費をできる限り下げるべく、現状の見直しなど検討してもいいかと思います。
・(買い替えであれば)自分の車の買取価格を調べる
・自動車保険など維持費を安くする見直しをしてみる
750万円程度の車であれば、支払い回数や下取り、頭金にもよりますが、月々数万円程度で所有することも可能です。
360購入検討
以下の記事では実際の中古相場から、フェラーリ・360の購入検討をしています。
また、維持費についても解説しています。